「働いて必死になってお金の計算して…もう毎日の節約に疲れた。」
こんな方いらっしゃるんじゃないでしょうか?
毎日頑張って働いて子供を迎えに行ってようやく家に帰ってくるとすぐ待ち受けているのはご飯作り。身体は相当疲れてはいるけどお金が勿体無いので外食は極力できないからなんでも良いので何か作る。子供は待てないと駄々を捏ねてくるので時間との戦いの中何とかご飯を作り、子供達と夫が夕食を食べ終わると洗い物が残される。残された洗い物を片付けながら思う…「毎日毎日何やってんだろう…」
そして、また翌日、今度は買い物に出かけてため息。「野菜も肉も魚も高い。どんどん値上げされて買うものがない。」そうは言っても何かしら作らないといけないので、安い食材を使って何とか料理を仕上げて食卓へ。夫や子供達からは「これ何?肉はないの?」と聞かれてイライラが収まらない。「そんなに文句言うなら食べなくて良いよ」と言ってしまった。そうなったらもう夫婦ケンカモードまっしぐら。「こっちは少ない予算の中から必死献立考えて作ってんのに何様だ!」と思ってしまっても無理はありません。
もう限界なんですよね…ではこんな節約疲れが出てきたらどうしたら良いのか。ストレス発散のために爆買い?絶対にダメですよね。まずはどうすれば良いのか。
何のために節約するのかをハッキリとさせる
まずは「何のために節約するのかをハッキリとさせること」が重要になってきます。
家を買いたい、車を買いたい、子供をディズニーランドに連れて行ってあげたい、夫婦でワイン片手に優雅にディナーしたいなど大きいものでも小さいものでも何でも良いんです。とにかく何のために節約するのかを自分の中でしっかりと認識することが大切なんです。
そして何のために節約をするかの目標を決められたら、とにかくそこに向かって進み易くなります。目標を決めないとなかなかやる気も出ないし、続けて行くことが困難になります。
ただお金を貯め続けるなんて寂しくないですか?
目標を立てることで、どのくらい貯めれば良いかも分かるし、毎月どのくらい貯めれば目標達成できるかも計算し易くなります。
そうして立てた目標を達成できると、達成感が生まれ、さらに次の目標に向かって進み易くなります。そして節約することのモチベーションを保つきっかけになります。
お金を使うことに罪悪感を感じない
しかし、そうやって頑張って節約してお金が貯まってくると今度はお金を使うこと自体に罪悪感のようなものが芽生えてきます。
「せっかく苦しい思いをして頑張ってお金を貯めたのだから使うことが勿体無い」や「こんなことに使ってしまっては勿体無い」
と思ってしまいお金自体を使うことができないただの「ケチ」になってしまうんですよね。
せっかくお金が貯まったのに使えないのなんておかしな話ですよね?だって本来お金って言うのは貯めるためではなく使うためにあるものなんですから、預金通帳を眺めて「あ〜こんなに貯まった」って言ってニンマリしているだけでは全く意味がないんです。
そしてそうやってどんどんケチになってしまうと、お金を使うことに罪悪感が芽生え、そして最終的にはお金を使うことがストレスになっていってしまいます。本来なら使うべき友人のお祝い事もケチってしまい友情にヒビが入るなんてことにもなりかねません…(詳しくは「ケチ」と「倹約」その違いとは?これだけを心掛けてれば人から嫌われないをお読みください)
だから単なる「ケチな人」になってしまう前にストップをかけないといけません。
節約するところと節約しないところを区別する
私が守っていることは、「節約するところと節約しないところを区別すること」です。
なぜこれを守っているのかと言うと、上で書いたように友人の結婚や出産などのご祝儀をケチったり、周りの人を大切にしないと後から自分に必ず返ってくると信じているからです。
本来、節約は自分が幸せになるためにしていることだと思うので、周りの人から嫌われていては自分が幸せになれるとは思いません。
一説には「人間は人のためにお金を使う方が、自分のためにお金を使うより幸福度が高い」そうです。だから私は人に使うお金に関しては節約を考えずに使うようにしています。
そして節約する項目も絞って考えているので、お金をかけなくて良いものには一切お金をかけません。
例えば携帯。通話はほとんどしないかLINE電話でタダで終わらせています。なので一番安いプランを契約しており、月の通信費はインターネット代を入れても夫婦で1万円以下です。
また、外食もほとんどせず、ほぼ自炊しています。周りに小さな子供連れで行けるお店がほとんどなく、そう言ったお店に行ってもゆっくりできず逆に水をこぼしたりお皿を割ったりと大変でストレスが溜まることが多いのであまり行きません。ファミレスも美味しくない割に高くつくので、株主優待券のある時くらいにしか行きません。
そうやって自分の中で節約するところと節約しないところの区別をつけることで、「全て節約しなきゃ!」と言う固定観念を捨てることができます。節約節約ばかりでは人生楽しくありません。自分のこだわりのある部分にはお金をかけ、そうでない部分は節約することが節約を疲れずに続けていくコツになります。
自分の好きなものにお金を使ってみる

目標を立てて「さあ、頑張るぞ!」と意気込んで節約に取り掛かったとしても、いつかは疲れが必ず出てきます。
当たり前ですが、節約は一日で終わる話ではありません。月単位、年単位の長いスパンでやっていかなければ効果が表れないものなので、継続して続けることが何より大切です。
だから疲れが出た時は、自分の好きなものに思い切ってお金を使ってみるのも一つの手だと思います。
私はインテリアに興味があるので、家に置いている家具や食事に使う食器等にはお金をかけています。フルタイム正社員として働いているのでボーナスの時期にはボーナスご褒美として欲しい家具や照明などを楽しみに購入することにしています。
また、ボーナス時期には関係なく大好きなカフェのケーキを買ってきて子供達が眠った後、コーヒーを淹れ、夫婦で大好きなカフェのケーキを楽しむこともしています。
子育て中なのでなかなかカフェでゆっくり過ごすことのできない私たちにとっては、家で自分たちで入れたコーヒーで大好きなケーキを食べることが最高の贅沢なんです。このケーキを食べてリフレッシュできたら「また明日から頑張ろう」と思えるんです。
これは我が家の場合です。人それぞれ好きなものが違うと思いますので、自分がリフレッシュできるものを探してみてはいかがでしょうか?
http://woworkmama.com/2018/05/28/tomobatarakisetsuya/