「はぁ今日も一日疲れたなぁ…毎日毎日何やってんだろ」
仕事して、家事して、子育てして…毎日毎日職場と保育園と家の往復。同じ事を繰り返しているような気がして、たまにふと考えてしまうんですよね。
「このまま私の人生終わってしまうのかなぁ」
そう考えると、なんだか虚しくなってくるので忘れる為にも更に忙しく動き回る日々。
「仕事辞めて好きなことしたい…子供には手作りのお菓子を食べさせてあげたいし、洋服だって手作りしたい。夫にはちゃんとした手料理を出してたまには褒められたい。でも現実は到底無理。
一体何のために働いているんだろう」
私が出産後もワーママとして仕事続ける理由
私も毎日毎日考えていました。
「仕事辞めて、家事と子育てだけに専念できたらもっとがんばれるはず。夫にももっと褒められるはず。
夕食出して「これだけ?」なんてことは絶対に言わせないような完璧な夕食を出せるはず。
もう仕事辞めたい!!」
会社からの帰り道の電車で少し時間ができると考えて、日曜日の夜にはサザエさん症候群になって考える。毎日毎日この感情と戦いながらの日々なんですよね。
少し仕事を離れた今だから分かることですが、それでも私が仕事を続ける理由があります。
仕事を続ける理由はお金の問題ももちろんあります。老後破綻なんて言葉が囁かれる時代。アラサーの私たち世代の将来には不安しかないので働いていると言うのはもちろんのことです。
しかし、実は仕事を続ける理由は何もお金の問題だけでもないんですよね。

夫に養ってもらうのは嫌

実はお金の問題よりも私を働かせているのはむしろこの「夫に養ってもらうのは嫌」と言う感情なんです。
プライドが高いと言われるかもしれませんが、夫とは対等な立場でいたいんです。夫から毎月お給料渡されて「ありがとうございます。今月もご苦労様でした。」と頭を下げて言いたくないんです。
そりゃ共働きの今でも一応言っていますよ。でも心の中では「私のお給料もあるけどね」と思っています笑
もちろん夫のお給料だけで生活することも可能な事は事実です。一応夫は上場企業で働いているので同年代の中では年収は高い方だと思います。
でも、それとこれは別なんですよね。だからどれだけ夫の年収が上がったとしても、我が家は共働きを続けると思います。

ママ友付き合いが苦手
そして、子育てに絶対つきものの「ママ友」これが自分の中ではちょっと無理そうなんです。
なぜなら、私は友達は少なくはないのですが、ひとりの友達とずっとベタベタと一緒にいるのは苦手。基本的に平日ずっと一緒にいる可能性の高いママ友付き合いが不安で不安で仕方ないのです。
専業主婦の姉から聞くママ友トラブルはとても些細なことですが、自分の周りの世界しかないので余計に執着してしまうようです。だから姉もママ友トラブルを愚痴ってはいますが、子供の事や自分の為にもその関係自体を切ることは絶対にできないのがとても辛いと言っていました。
ママ友付き合いができない私は、一生専業主婦は無理なんじゃないかと半ば諦めています。
仕事は人生の充実感を得られる場所
私は新入社員の頃から同じ会社で働き、出産後も産休育休を経て、職場復帰しました。
正直、職場は嫌いです。考え方の合わない上司や、仕事内容などそこまで好きにはなれません。でも、これはどこに行ってもある程度はある話であり転職をしたから全部解決とはいかないのかなと思います。
仕事している以上他人と関わらないことは不可能なので、この部分は諦めています。
しかし、仕事をすること自体は好きです。自分で働いてお金を稼ぐと言うのは達成感もあるし、仕事を通して人と出会い、仕事で成果を上げる事で人に喜んでもらえることもたくさんあります。
そう言った経験があるので、もし今の会社を辞めたとしても、またどこか違うところで働きたいと思っています。
私の母もずっとワーママでした。私が3歳くらいから仕事を始めてそれからずっと、還暦を越えた今でも働いています。私が小さかった当時は専業主婦の家庭も多く、友達の家に遊びに行くとお母さんがお菓子を出してくれるのに、自分は家に帰ってもお母さんが家にいなくて寂しい思いをしたのも事実です。
しかし、自分も出産し母になり、子育てと家事だけで人生終わってしまうのはなんだか寂しい気持ちになったんですよね。仕事に行くとやらなきゃいけないことたくさんあってすごくストレスもあるのはもちろんなんですが、仕事をすることでそれ以上の充実感を得られるんです。
だから私は今でも仕事を続けています。

まとめ
仕事を辞めるのはとても簡単です。でも、社会とのつながりがないと寂しい気持ちになりませんか?子育てが終わったら何もなくなってしまう人生は寂しいものです。
そしてもう既に出産の為に仕事を辞めてしまった人も、自分の力を発揮して家事、子育てだけの生活から抜け出してみればきっと世界は広いです。
もしかしたら気づいていないあなたのもっと得意な事が見つかるかもしれません。
