みなさんはキャッシュレス決済できるアプリ「kyash」の存在を知っていますか?
このkyashのアプリを利用して決済すると、決済金額の2%が還元されます。10月から消費税が8%から10%に増税されても、これなら元のままでお買い物ができるんですよねー。
私はこのkyashを去年の9月から使い始めていますが、この半年の利用で分かったメリット・デメリットをご紹介しようと思います。
もくじ
還元率2%!キャッシュレス決済アプリ「kyash」とは?
まずは、kyashについてもう少し詳しく説明しようと思います。
kyashとは、キャシュレス決済のできるウォレットアプリです。このkyashをパソコン・スマホにダウンロードし、現金やクレジットカードなどでチャージする事によりプリペイドカードのように利用することができます。そしてその利用した分の2%が還元されます。
また、kyashアプリを利用している者同士であれば、割り勘機能も利用できるので、飲み会代や何かのプレゼント代などを立て替えておき、後で精算も楽にできます。
kyashにはカードが二種類用意されています。
- バーチャルカード
- リアルカード
二つの違いを挙げていこうと思います。
kyashバーチャルカード

バーチャルカードとは、その名の通りバーチャル上で使えるカードです。ネットショッピングなどネット上での支払いで利用する事ができます。実際にカードは発行されないので、実店舗で利用する事ができません。
また、有効期限と利用限度額も決められています。
1回の利用限度額 | 3万円 |
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1日の利用限度額 | 3万円 |
1ヶ月の利用限度額 | 12万円 |
有効期限 | 5年 |
有効期限内の利用限度額 | 100万円 |
利用限度によっては決済できないものもあるかと思います。家賃や3万円を超える高額なものの決済には利用できないので注意が必要です。
また、有効期限内に100万円を超えそうな場合は、カードを更新する事で継続して利用できるようです。
kyashリアルカード

リアルカードとは、その名の通りリアルで使えるカードです。ネット・実店舗でも支払いに利用する事ができます。実際にこちらはカードが発行され手元に届きます。
また、こちらも有効期限と利用限度額は決められています。
1回の利用限度額 | 5万円 |
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1日の利用限度額 | 5万円 |
1ヶ月の利用限度額 | 12万円 |
有効期限 | 5年 |
有効期限内の利用限度額 | 100万円 |
1ヶ月の利用限度額は12万円と同じですが、バーチャルカードより1回と1日の利用限度額が2万円も多いです。
選べる決済方法
決済方法は以下から選べます。
- クレジットカードからチャージ
- コンビニでチャージ
- セブン銀行ATMでチャージ
- 銀行ATMでチャージ
クレジットカード自動・手動チャージ
クレジットカードからは自動チャージと手動チャージが選択でき、残高から利用した不足分をそのまま自動でチャージされるか、事前にチャージした分だけ利用するか(手動)を選ぶ事ができます。
手動チャージの場合、kyash内の残高が5万円以上ある場合はチャージする事ができません。また、1日(24h)のコンビニ・ペイジー(銀行)での申請総額が50,001円以上ある場合はチャージ申請ができません。
コンビニでチャージ
コンビニでチャージする場合、3000円以上から現金のみで対応可能です。
コンビニでkyashのチャージができる店舗は以下の店舗です。
- ローソン
- ミニストップ
- ファミリーマート
- サークルK
- サンクス
- セイコーマート
コンビニ最大手セブンイレブンではセブン銀行ATMでのチャージのみになるので注意が必要です。
セブン銀行ATMでチャージ
こちらはセブン銀行の口座を持っていなくても現金でチャージできます。セブン銀行ATMでチャージする場合、1000円から5万円までの現金のみ対応可能です。
セブン銀行のATMでQRコードを読み取り現金を入金ししてチャージ完了です。ただし、チャージできるのは紙幣のみで小銭はチャージできません。またお釣りは出ませんので、残高不足した場合はまたその都度チャージする必要があります。
銀行ATMでチャージ
ペイジーを使って銀行ATMからのチャージが可能です。アプリでチャージ申請を行い、銀行ATMで入金します。その際、kyash内の残高が5万円以上ある場合はチャージする事ができません。銀行ATMでチャージする場合、3000円以上から対応可能です。また、ネットバンキングからのチャージも可能です。
使ってみて分かったkyashのメリット・デメリット
では、実際に私が使ってみて感じたメリット・デメリットです。
kyashのメリット
2%還元がスゴイ
還元率2%のカードって今の低金利時代にはなかなかありません。クレジットカードでも軒並み改悪続きで良くて1.5%くらい。しかもクレジットカードのポイントってポイントで交換などが多く、現金のように利用する事ができないものも多いですよね?更にポイントは有効期限などもあり、忘れていて失効ってのもよくある話です。
その点このkyashは利用した2%分が自動でアプリ上に還元され、次回利用時にその還元された金額から利用してくれるので、実質キャシュバックのような形になりとても利用しやすいんですよね。
クレジットカードチャージなら更にポイントバック
この2%還元以外にもメリットはあります。それがクレジットカードでのチャージの場合には、クレジットカードのポイントももらえる事です。
だからもしクレジットカードの還元率が1.5%だった場合、還元率実質3.5%で決済が可能と言う事になります。これってかなりスゴイですよね?
例えば、1万円分のお買い物をした場合、kyashからは2%の200円が還元され、クレジットカードのポイントは150円分もらえるので350円の還元となります。
今や銀行に100万円預けても返ってくる利息は数円単位…そう考えると現金払いをやめてkyashとクレジットカードのダブル利用でお買い物するだけでお金を少し増やす事は可能です。
チャージするクレジットカードを手動で変更できる
クレジットチャージする際に、チャージするクレジットカードを手動で変更する事ができます。今までクレジットカードでのお買い物の際、問題になったのが「個人の支出と家計の支出の管理のし辛さ」でした。
例えば、楽天カードは私の個人名義の銀行口座を引き落とし口座に登録しているので、楽天市場で家計の買い物をした場合、その都度私の個人口座に引き落とし金額を入金していました。個人の買い物と家計の買い物半々くらいあり、その都度入金するのがとても面倒でした。
kyashで管理した場合、クレジットカード自体を変更できるので個人的な支出と家計の支出とを分けて管理できるようになります。
チャージするクレジットカードの変更方法
チャージするクレジットカードを手動で変更する方法ですが、とても簡単です。
まず、kyashアプリを開き、ウォレットの「カードチャージ」をタップします。

既に登録されているクレジットカードが出てきます。チェックマークが付いている方が今チャージ登録されているクレジットカードなので、決済前にこのチェックマークを変更すれば登録されている他のクレジットカードから決済されます。

新しい登録カードを追加する場合は、「カード情報を追加」で登録すればOKです。
割り勘機能が便利
よくある困り事ですよね?自分が支払った時もそうですが、相手が支払ってくれた時も建て替えてもらうのって嫌ですよね。貸している時も「返して」ってなかなか言い出し辛いですし…でもkyashの割り勘機能があればアプリ上でやり取りできるので、なかなか会えない人のお金の建て替えでも簡単に返してもらう事ができます。
kyashのデメリット
明細が分かりにくい
クレジットカードの明細もそうですが、こちらは更に分かりにくいんですよね。全ての明細がローマ字で記載されているので、パッと見で何に使ったか把握し辛いのが難点です。また、kyash経由でクレジットカード決済した場合、クレジットカードの明細には「kyash」の記載しか出ない為、そちらで明細管理されている方にとってはデメリットです。
一度チャージ停止期間があった
サービス開始して間もないからかとは思いますが、2018年11月に一時クレジットカードからの自動チャージが約一ヶ月間ほどできなくなりました。利用ユーザーが増えた事によるシステムへの高負荷が原因の決済障害のようですが、今後このような事がないとは言い切れません。
利用分はいつ還元されるの?
毎月28日頃に先月利用分として還元されるようです。

こんな感じでアプリ上にキャッシュバックされます。次回利用した際にはこちらから値引きされる形になります。
どんなクレジットカードでもチャージ登録できるの?
「VISA」または「MASTER」ブランドのクレジットカードならどのカードも登録できます。その為、JCBなどのブランドのクレジットカードしか持っていないって人は新しくクレジットカードを作成するか、クレジットカードチャージではなく現金チャージなどにするかしかありません。その場合はクレジットカードの還元分は付与されませんので、還元率は下がってしまいます。
その為、事前に楽天カードのVISAブランドのクレジットカードを作成しておくと楽天ポイントも付与されるのでよりお得です。
http://woworkmama.com/2018/05/07/creditcard/
どんな決済でも還元されるの?
VISAカードが使えるお店であれば日本国内どこでも利用可能ですが、海外での利用も還元の対象外(オンラインでの決済は除く)です。また、日本国内であっても下記の決済では還元の対象外になるので注意しましょう。
還元対象外の決済
- キャンセルとなった決済
- カード有効性チェックでの減算
- 前払式支払手段(第三者型)の購入、チャージ
WAON/nanaco/楽天Edyなど - モバイルSuicaアプリでの購入、チャージ
- Google Pay経由によるモバイルSuicaアプリでの購入、チャージ
- 交通系電子マネー
PASMO/SMART ICOCA/SAPICA/PiTaPa/SUGOCAなど - 寄付のお支払い
- 公共料金のお支払い
- 各種税金、ふるさと納税のお支払い
- 年金のお支払い
- Yahoo!公金支払い
- 金券、商品券や有価証券等の現金同等物の購入
また金券、商品券や有価証券等の現金同等物を販売しているサイトでの購入- 郵便局の販売サイト
- 造幣局の販売サイト
これ以外でも新しいサービスで対象外のサービスに類似するものは対象外になる場合があるようです。
利用できる加盟店一覧
- 楽天Pay
- PayPal
- Amazon
- Amazonギフト券
- モスカード
- スターバックス カード
- ドトールバリューカード
- Yahoo!ウォレット
- Origami Pay
- PayPay
実生活で必要な店舗はかなり利用できるようになっているのではないかと思います。
kyashまとめ
- kyashアプリ決済で2%還元
- クレジットカードチャージ登録でクレジットカードのポイント等も付与される
- 利用限度額の高いリアルカード発行がオススメ
- 利用限度額を超える高額の支払いはNG
- VISA加盟店のほとんどで利用可能
- 登録クレジットカードはVISA・MASTERブランドの二択