共働きの家庭だと、お金に対してついついルーズになりがちではないでしょうか?
特にサラリーマン家庭の場合、毎月ちゃんとお給料が二人分も入ってくるし、高収入な人達程、何にどれだけ使っているかも分からないくらい散財してしまいます。
でも、それじゃ共働きしている意味がありませんよね?
今後もこの生活を続けていける保障はどこにもありません。大切なのは今の生活だけでなく、今後起こりうるすべてのリスクに対する備えの意識だと思います。
せっかくストレスフルな共働きを続けているのであれば、それに見合うだけの貯金も必要ですよね?
私は下流老人にはなりたくないので、共働きと節約を続け、貯金をもっともっと増やす予定です。
今現在、我が家の貯金額は1700万円に到達しました。これは共働きと節約を続けてきた結果だと思っています。そうでなければ、この貯金額には到底届いていなかったと思います。
我が家の家計管理方法

その1.クレジットカードで家計管理をする
クレジットカードって、いろんな家計のプロからは「危険だ」と言われていますよね?なぜ、クレジットカードは危険なんでしょうか?
クレジットカードは危険の本当の話
クレジットカードが危険と言われるのは、使用する人により変わるところが大きくあります。
もし、使用する人が現金がなくても買い物ができると言う事でたくさん買い物をしてしまうと大変危険です。しかし、ちゃんとルールを守って使用すれば、買い物するだけでポイントが貯まったり、クレジットカードによっては自動で決済金額から1%引いてくれるものなどもあり、危険どころか現金払いよりはるかにお得になるんですよね。
確かに買い物依存症のような状態の人が、クレジットカードを利用すれば大変危険かもしれません。しかし、本当に買うべきものを買う時に利用するのであれば全く危険はないのです。
クレジットカードを利用して家計管理をするメリット
クレジットカードの明細で家計管理がスムーズに
クレジットカードを利用すると、クレジットカード会社から何にどれだけ使ったかの明細をもらえます。今ではネット上で明細を見る事もできるので、とても便利です。
現金のみで管理する場合、夫に仕事帰りにスーパーに寄って買い物してきてもらったりする事もあると思うのですが、そう言った時に管理が面倒になります。
買ってきてもらったものをいちいち確認して、その金額を渡さないといけないし、その時にお釣りがなかったりすると更にややこしくなります。
その為、我が家ではクレジットカードの家族カードを作り、それで夫には買い物してきてもらっています。
ポイントや値引きがある
クレジットカードはただ明細がもらえるだけでなく、ポイントや値引きという特典があります。
私がメインカードとして利用しているP-ONE WIZカードは、利用した分の1%を自動的に引いて請求してくれます。その上、利用方法をうまくやれば更に商品券やTポイントに交換できるポイントも貯まります。
そして私のサブカード楽天カードは、楽天市場でのお買い物の際に利用しています。楽天市場での買い物を楽天カード決済する事で楽天スーパーポイントの付与数が5倍になります。
実家では楽天カードをメインカードにして毎年10万円分くらいのポイントを貯めているようです。
紛失しても利用停止で安全
もし財布を落とした場合など、現金の場合は財布が戻ってくることを祈るしかありませんが、クレジットカードの場合は利用停止すれば不正利用は防ぐことができます。
以前に給料日後の支払いの為、たくさん現金を持って出かけた日に財布を落としたことがありました。幸いにも親切な方が警察へそのまま届けてくれたので謝礼くらいでそんなに痛手はなかったのですが、やはり現金で管理するのはかなりのリスクがあるなと感じました。
その経験から、我が家ではできるだけ現金で管理する事はやめる事にしました。
その2.夫婦別財布制をやめる

共働きの家庭では夫婦別財布制にしている家庭も多いかと思いますが、我が家は夫婦別財布制にはしません。
夫婦別財布制のデメリット
お金の使用が不透明
まず夫婦別財布制のデメリットは、「お金の透明性がなくなる事」にあると思います。
例えば夫婦別財布制の場合なら、家の生活費をお互い決めた割合ずつ出して(例えば収入の割合から夫7:妻3など)その他は各自でお金を貯めておくスタイルだと思うのですが、その場合相手がどのくらいお金を貯めているかわかりませんよね?
もしかすると相手は全く貯めずに全て使っているかもしれません。いつも夫婦別財布制の人に話を聞くと、
と呑気なものです。しかし、これって相手(夫)も同じことを考えている可能性ありますよね。そうすると共働きで世帯年収はかなりあるのに夫婦共に貯金が全くないって事もあり得るんです。せっかく頑張って仕事しているのに貯金がゼロなんて悲しいですよね。
負担割合を決めるのが難しい
そして生活費を入れる負担割合も、収入だけでその割合を決めてしまうと不公平感も絶対に出てきます。
我が家の場合、夫は営業職なので仕事中に外出する機会が多いです。反対に私は事務職なのでほとんど外出する事なく1日のほとんどを会社内で過ごします。会社内で過ごす場合、ほとんどお金はかかりません。そしてお弁当を持って行ったりして節約する事も可能です。
しかし、外出が多くなると休憩でコーヒーを買ったりお店でお昼を食べたりと支出がかさみます。それなのに収入の割合で一定額生活費としてお金を入れないといけなくなると必ず夫から不満があがります。
お小遣い制を取り入れて貯金力アップ
我が家は結婚してからずっと「お小遣い制」を取り入れています。
お小遣い制のメリット
お小遣い制のメリットはやはり「家計管理がしやすい事」です。
夫婦別財布制の場合だと、お互いにどれだけ貯金できているか分からなくなったり、生活費の支出割合を決めるのが難しかったりしますが、それはお小遣い制にする事により解決します。
お小遣い制の場合、夫婦お互いのお給料を一旦まとめ、生活費、貯金、お小遣いと分けて管理するので、毎月一定の金額をしっかりと貯金することができます。
また、全体の収入と支出を把握することができるので、誰が何にどれだけ使ったかが明確になります。
その3.買い物回数を減らす

私はできるだけ買い物回数を減らすようにしています。その理由はできる限り「ついで買いを減らす為」です。
スーパーやコンビニに行って目的のもの以外を買ってしまうって事よくありませんか?
例えば、スーパーで子供の好きなイチゴが安く売っていた時に「つい」買ってしまったり、コンビニへ行って期間限定品のスイーツがあって「つい」買ってしまったり…思い返すとよくある事なんですよね。
でもそれってどうしても必要なものではないんですよね。しかし、その時「安かったから」「限定品があったから」と言う理由をつけて買ってしまっているんです。
だから、できるだけ買い物回数を減らしてこのついで買いの機会自体を減らしてしまうことが一番簡単な方法なんです。
と思われるかもしれませんが、毎回買い物に行って追加で買う方が新鮮なものがどんどん追加されてしまい結局前に買ったものが冷蔵庫の底で眠ってしまっていて使い切れなかったと言う事になりかねません。だから、年末の大掃除で賞味期限切れの食材が大量に出てくるお家は、まずは買い物回数を減らす事で解決するかもしれません。
我が家は週に一度の生協の宅配と週に1〜2回のスーパーへの買い物で全て賄っています。牛乳、パン、ヨーグルトなどその都度なくなったものは近くのコンビニで調達したりしています。コンビニで食材を買うのは時短にもなりますし、スーパーで「安いから」とついつい買いしてしまう私にとっては無駄買いも防げるので一石二鳥です。

その4.投資でお金に働いてもらおう

今の時代、銀行預金に100万円を預けても得られる利息はわずか数円…そんな時代だからこそ今あるお金を投資に回して利益を得ることが大切です。
投資ってまだまだ博打的なイメージがあり、手をつけられないって方もいらっしゃるかと思いましがリスクの少ない投資方法もあります。それが「積み立て投資」です。
積み立てでリスクを減らす
まず株や投資信託を積み立てて購入する事により、相場の上昇や下降のリスクを分散できるんです。
例えば、バブル崩壊やリーマン・ショックなどの急な株価暴落や逆に今のような株価上昇の際に関係なく一定の金額購入し続けます。1万円毎月積み立てる場合、株価が1株500円の時は20株買えますが、株価が上昇して1000円になると10株しか買えなくなります。しかしまた株価が下がって1株200円になった時には50株買える事になります。
株価が上下するだけで買える株数が変わるので、売る時に株価が上昇していた場合はその分が利益になります。
この投資方法なら買うタイミングを図る必要もなく、毎月一定の金額の支出になるので家計の管理がしやすく、そして株価の上昇や下降で一気一憂する事なく投資ができます。
そんな我が家は3年前から「セゾン投信」を積み立てしています。
セゾン投信

これが我が家のセゾン投信の現在の評価額ですが、積立を始めてから約3年でプラス21173円です。
これは毎月1万円の積立なので本当にコツコツと積み上げてきた結果です。このことから投資信託の積み立ては、大きく利益は出ませんが、大きくマイナスにもならない事が最大のメリットです。
持株会
更に我が家は夫の会社の「持株会」にも入っていて毎月1万円ずつ積み立てしています。
こちらも必ず利益が出ると言う保障はありませんが、積み立て金の10%を会社側が負担してくれるので最悪株価が10%下がったとしてもマイナスにはなりません。逆に株価が上がれば実際に支払っている金額よりもプラス10%も多く受け取ることができお得です。
投資は余裕資金で
先日、実家も父が嘆いていました。
聞いた時はかなりびっくりしましたが、このマイナスはかなり前のバブル時代の話だそうです。なぜそれが今更負債になるのかと言うと、ここ数年の株の上昇で他の投資信託などで利益が出たため、損益通算する為に30年越しにマイナス100万円で利益確定したようです。
そんな訳でなんとか税金の対策はできたようですが、これを聞いて投資に関して思ったことがありました。それが、やはり「投資は余裕資金でしなければならない」と言うことです。
「大きく儲けてやろう!」と思い、危険な投資に手を出した多くの人は大概痛い目に合っています。父も言っていましたが、「投資でたくさん儲けようとつい思ってしまい同じ銘柄に一気にお金をつぎ込んだらその後大暴落した」んだそうです。
この負債100万円は幸いにも父のポケットマネーだったので母も笑って話していましたが、もしこの父の負債が1000万円などもっともっと高額で、しかも生活に必要なお金まで手を着けていたらと思うと恐くて仕方ありません。
その5.特別支出に備える
みなさんはどれくらいの期間で家計管理していますか?
短い人は一週間単位とかではないかと思いますが、私はまず年単位で管理をします。その理由は「特別支出に備える必要があるから」です。
支出には毎月かかる支出と年に一度だけの支出があります。
毎月かかる支出とは、家賃や光熱費、食費など主には生活に必要な支出です。
逆に年に一度だけの支出とは、誕生日プレゼントや旅行代、更には車検代などの特別な支出です。
それらの費用を年単位である程度計算しておくと、毎月の支出からその分を分けて考える事ができるので家計管理がしやすくなります。
去年は上の子供が年少クラスに進級した事で制服代などかなりお金がかかりました。そう言った支出も先にある程度想定して先取りしておくと、実際に支出があった時にも慌てる事なく準備ができます。
まとめ
以下が、我が家が実践している家計管理のコツです。
その1.クレジットカードで家計管理をする
その2.夫婦別財布制をやめる
その3.買い物回数を減らす
その4.投資でお金に働いてもらおう
その5.特別支出に備える
