先日、同い年でワーママをしている友人のお家に遊びに行きました。
最近やっと家を建て、ローンを支払いながらピカピカの一戸建てで暮らしている友人が私はとても羨ましく
「いいな!いいなー!」
と連呼し続けてました。
そんな羨ましい友人ですが、家を買ってからある事にとても悩んでいるようです。
それが、「小4の壁」と言われるものでした。
小4の壁とは
小4の壁とは小1の壁同様、働くママにとってはとても大きな障害になる壁です。
小学校に上がると学校が終わってからは家に帰らず学童へ行くことになる子供が多いと思いますが、その学童も小学校3年生までしか預かってくれないので、小学校4年生になると通うことができなくなります。
学童自体も保育園時代のように長時間の保育ができないので、子供が小学生になるといろんな障害があり仕事の調整が効かず、仕事を辞めて家庭に入るママも多いようです。

小4の壁による影響
安全性の問題
学童がなくなると、鍵っ子になり家で一人親の帰りを待つことになりますが、小学校4年生と言ってもまだまだ子供です。
家に一人でいる時にもしもの事があっても、親は仕事が終わって家に帰ってからしか気づいてあげられません。
たとえ携帯電話を持っていたとしても、電話のできない状況になった場合は無意味です。
仕事を辞めて専業主婦になったとしても、ずっと親が見守ることができるわけではありませんが、家じゃない遠くの職場にいて夜遅くにしか帰れないよりは数段安全ではあります。
実際私の友人もこの事にとても悩んでいるようでした。
私も同じワーママでこのままだと子供は鍵っ子になる予定ですが、これはどうしたものかと考えています。
マンションは合鍵が作れないこともある
友人の家は一軒家なので問題ないのですが、我が家は賃貸マンションです。
多くのマンションではマンションの玄関がオートロックになっている為、安全性の問題で合鍵がそう簡単には作れません。
物件にもよるかとは思いますが、我が家は夫と私で2つ使っていて、不動産会社からこれ以上の合鍵は作れませんと言われています。
その為、子供達が小学校4年生になったら合鍵がないので、先に家に帰って待っていることはできません。
それまでに自分で家を買って引っ越ししている可能性もありますが、現時点では鍵っ子は不可能です。
我が家同様、賃貸マンション住まいで小1の子供を学童に通わせている保育園ママさんは
「小4になったら鍵っ子にできないから、最悪仕事辞めるかも」
と言っています。
小4の壁は仕事を辞めるしか対策方法がない?
子供が小学校4年生までは保育園、学童があり子供を預かってもらえますが、その後は子供を鍵っ子にできない場合、仕事を辞めて専業主婦になるしかないのでしょうか?
家を建てた友人は、
「家は建てたけど、両親共に遠くに住んでるし、学童終わったら預かり先がないから仕事辞めるしかないのかな…」
と悩んでいました。更に、
「でも、住宅ローンは共働き前提で組んでしまったし働かないと返していけない…」
家を建てた当初はずっと共働きを続けられると思っていたそうですが、家の話が具体的に進んでから小4の壁の問題に気づいたそうで後に引くに引けなかったらしいんです。
仕事を続けなきゃいけないけど、子供の事を考えると仕事を続けていけるかどうかが不安になりますよね。
そこで、私なりにこの小4の壁の対策方法を考えてみました。
小4の壁の対策方法
放課後の過ごし方を工夫する
放課後家に帰って一人で待っている方法もありますが、安全性やマンションなどでは元々合鍵が作れなかったりで、家の前で待っていなければならなかったりします。
その為、子供の放課後の過ごし方を工夫してみることで仕事を辞めて専業主婦になるという選択肢から別の選択肢を増やせます。
塾や習い事をさせる
いろんな人に対策方法を聞いた中で一番に出てきたのが、「塾や習い事をさせる」と言うものでした。
実際に共働きの家庭に育った友人は、「小学校4年生からはずーっと塾行ってたよ」と言っている人もいました。
勉強自体は嫌いだったそうですが、友達ができたりして、それはそれでとても楽しく通っていたそうです。
調べてみると習い事と学童保育を一緒に見てくれる民間の企業なんかもあり、利用料金はかかりますが家で一人でお留守番させるよりは安心かもしれません。
小学校のクラブ活動をさせる
私が子供の頃は、共働きの家庭の子で小学校で熱心にクラブ活動をしている子もいました。
放課後も毎日練習して夕方まで学校で過ごしてから家に帰っていたようです。
しかし、クラブ活動をする事で土日に試合があったりするので、休日の予定が全て埋まってしまう事があります。
共働きでほとんど子供と過ごす事ができない上、休日まで全て予定が入ってしまうと余計に子供と接する機会が奪われてしまいます。
子供が特にやりたいクラブ活動があった場合は良いのかもしれません。
信頼できる親戚や知人の家に預ける
両親や兄弟の家が近くにある場合は、学校が終わってから両親や兄弟の家に預かってもらい、仕事が終わったら迎えに行くと言う手もあります。
これは学校と家と預かり先の家の立地条件が整って初めて出来る事ですが、家で一人で待っているよりは安心できます。
しかし、両親が高齢で逆に両親の介護が必要で実際には全く頼れなかったり、育児の考え方の違い(両親がお菓子をたくさん子供に食べさせたりしてしまう等)があったりといろんな問題もあるようです。
両親が健康で放課後子供を預かっても良いと言ってもらえるなら、この方法もできるのではないかと思います。
我が家は現時点では実家とちょっと距離があり無理ですが、今後の事も考えて実家の近くに引っ越すことも検討しています。
まとめ
「小4の壁」はほぼ全ての共働き家庭が乗り越えなければならない壁だと思います。
共働きをしながらの子育てはその都度こう言った障害はついてまわりますよね。
保育園時代は子供に手はかかりますが、長時間預かってもらえたりと保育の面では充実しています。
学童に行くようになると子供に手はかからなくなりますが、学童では長時間の預かりが難しくなるので保育園時代より仕事をセーブしないといけなくなるかもしれません。
そして、小学校4年生になり学童もなくなれば自立の時期です。
子供はほぼ自分で何でもできますが、安全などを考えて放課後の過ごし方を考えなければいけません。
我が家は上の子供がもうすぐ5歳、あと5年もすれば考えなければならないようです。
家を建てた友人のように悩まなくて良いように、我が家の家探しはその事も含めて進めていこうと思います。
